小箱、箱、缶にトレイ。
言いかえれば、入れ物。
その入れ物が、昔から大好きで。
いろんな、何かが入っていたであろう入れ物を、集めるのがまた大好きで。
お中元、お歳暮、クリスマス、ふと頂いたお土産、おすそわけ。
そんな物たちの存在が忘れられた頃、
こそこそ、ごそごそ、家の中を宝物でも探す気分で、あちこちうろうろ。
そうして何度となく、家族からしたら捨てるであろうごみ、
私にとっては鈍い光を放つ原石を、探してきました。
この箱、見た目からは想像しにくいですが、最初はお線香が入っていました。
大きさは、1ダースの鉛筆の箱と同じくらいか、少し大きいか、という感じです。
元の箱は、線香が入っていただけあり、ふたは和紙で、商品名のラベルも貼ってありました。
見た目は、ともかく・・・。 箱のサイズに一目惚れ。
筆箱っぽい・・・というより、そのもの!!って感じ。
当然、見つけたのは仏間。
勝手に持ってっていい気もしないものだったので、じいちゃんに許可もらってから、私物にしました(笑)
可愛いなぁとか、何に使おうかなぁとか。
線香の箱の雰囲気をどうしたら、筆箱っぽくできる? ううん。イメージはステーショナリーだな・・・とか。
めくっていた本の1ページ、マスキングテープでアレンジした箱の写真。
可愛い・・・。
アイデアがむくむくと湧いてきたので、メモ紙に書き出して、その晩、すぐ作業にはいりました。
箱のまわりはぐるっと、ブラウンのマスキングテープをまきました。
センターのバラの花のストライプ模様は、便箋の一部を切り取って。
上下とも箱の底に、方眼の便箋をジャストサイズに切りとって、糊づけ。
内側の側面も補強を兼ねて、テーピング。
昨晩は、20時頃まで、楽しく黙々と、小箱と紙、テープで、工作♪
こういう作業って、終わった時の達成感と満足感で、いつまででも、出来た物を眺めてしまう(苦笑)
出来上がったときの、その幸福感を、ずーっと眺めてたいんです(笑)
目の前には、ダイヤモンド。
そんな、リッチな気分の夜更け。
Anne.
CAMERA : OLYMPUS PEN E-P2